Skypeで遠隔パソコン教室をしよう(2)
先生は山田さんに「パソコンとインターネットでテレビ電話」について話しています。
先生 「さっき私は、『パソコンがデータを画像とか文字とか音に変換する』と言いました」
山田さん「はい、聞きました」
先生 「でもそれは、ちょっとちがうんです」
山田さん「といいますと?」
先生 「もっと正確にいうと、『パソコンで動いているソフト』なんですね」
山田さん「うーん、違いがよくわかりません」
先生 「『ソフトウェア』って、わかりますか?」
山田さん「ワードとか」
先生 「そう。ワードとか、エクセルとか。フリーセルとか」
山田さん「ゲームも?」
先生 「そう、ゲームもです。パソコン上で行うことはすべて、ソフトウェアを使ってやっているんです」
山田さん「ほほう」
先生 「今、心の中で『それで?』って言いましたね?」
山田さん「……いやいや」
先生 「先ほどの『データを画像とか文字とか音に変換する』のはソフトウェアなんですね。インターネットを流れてくるデータ、膨大な数の"0"と"1"は、それぞれ決まったルールで絵や文字や音に変換されます。その変換方法を知っているのがソフトウェアであって、変換を行うのもソフトウェアです」
山田さん「あっそうだ。前に、送られてきた写真が開けなかったことがあったけど、それもそういうこと?」
先生 「そうですそうです。あの時は、私のパソコンで開いて、こちらでも見られる形にしてからこちらに送ったんでしたね。あのデータの変換方法を知っているソフトがこのパソコンになかったので開けませんでした。まさにその通りです。冴えてますね〜」
山田さん「へっへっへ」
先生 「図にするとこんな感じです」
┏┏━━━━┓┓ ┌──────┐ 011010… ┃┃ソフトA┃┃→(画像)→│ │ →→→→→┃┗━━━━┛┃→(文字)→│ ユーザー │ データ ┃ パソコン ┃ │ │ ┗━━━━━━┛ └──────┘
┏┏━━━━┓┓ ┌──────┐ 011010… ┃┃ソフトB┃┃ │ │ →→→→→┃┗━━━━┛┃ │ ユーザー │ データ ┃ パソコン ┃→(音楽)→│ │ ┗━━━━━━┛ └──────┘
先生 「ただのデータを人間にとって意味のあるものにしているのは、ソフトウェアなんですね。ソフトウェアが、決められたルールに従ってデータを読み取り、変換し、パソコンについている設備を使って、ユーザーに見せて、聞かせてくれている、と」
山田さん「パソコンについている設備?」
先生 「ディスプレイとか、スピーカーとかです」
山田さん「ああ、なるほど」
先生 「他にどんなものがありますか?」
山田さん「ええと…」
先生 「実際に見てみてください。ここに置いてあるんですから」
山田さん「ええと……。デ…、ああ!プリンター!」
先生 「はい、正解!」
先生 「今、『デジカメ』と言いかけましたね」
山田さん「はい。でも、『見せる』のとは違うかなと思って」
先生 「はい。いいところに気が付きました。それはとても重要なことなんですが、そちらへ寄り道すると今回の本筋からかなり外れてしまうので、また別の機会に触れます」
山田さん「本筋ってなんでしたっけ」
先生 「…テレビ電話」
山田さん「ああ、そうでしたそうでした」